残暑お見舞い申し上げます
天神祭り、淀川花火大会と大阪の夏を彩るイベントが続きましたね。
この猛暑の時期に行われるお祭り、御神輿を担いだり、笛や太鼓の音に合わせて踊ったり、わざわざこの暑い時期に汗まみれになって御神輿を担がなくても、少し涼しくなる秋まで待てば良いのに、、。などと、暑さが非常に苦手な私は思ってしまいます。

しかし、伝統行事にはきちんとした意味がありました。この猛暑の中お祭りをするのは、疫病退散の意味が込められているからなのだそうです。大阪の天神祭と京都の祇園祭、そして関東の神田祭が日本の三大祭りとされていますが、これらの大規模なお祭りが人が賑わう街中で行われるのは、疫病(疱瘡など)が、人々が密集する街中で蔓延し易いので、それを退散させる為に祭りが開かれるようになったからなのだそうです。ここ大阪といえば天神祭。天神さんで知られる菅原道真公の命日にちなんで7月24日・25日に行われますが、お祭りのメインは24日鉾流し神事。その後、陸渡御、船渡御が行われます。笛や太鼓と盛大な花火で天神さんのお出ましを歓迎します。そこで目についたのが”赤色”です。何かと赤色がよく目に入り、気になったので調べてみました。するとこの赤色、緋色”ひいろ”というそうです。疫病の神様は“緋色”が大嫌いなのだそうです。だから、お祭りでは緋色をたくさん使って疫病の神様を退散させるのだそうです。江戸時代、疫病にかかった人の枕元には赤い布などが置かれていたのだとか。こういった意味を知ると、猛暑の時期に汗まみれになって御神輿を担いだり、花火を上げて盛り上げる事に神聖さを感じることができます。

さてこの”赤色”!赤ちゃんの”赤”、還暦の”赤”、お祭りにおいての”赤”、中国の”赤”、(こちらの赤は少し違う意味もありそうですが、、。)などなど、赤には特別な意味が込められているようです。そしてEtxolaにもそんな”赤”に縁があるのです。スペインの国旗の“赤”!バスクの国旗の”赤”!そして、バスク料理には”赤”パプリカが欠かせません。バスク料理を食べて暑い夏を乗り越えてください!
今週は、夏祭りの食べ物として知られる”ハモ”がオススメです!美味しいハモと”赤色”のガスパチョ、そして冷たいチャコリで夏バテを退散してください!

なんか、、雑なオチですみません。。

昨日は立秋でした。秋が立つと書いて”立秋”、秋とは名ばかりの暑さが続いておりますが、皆さまくれぐれもご自愛ください。

2010年8月9日
平山 
誠に勝手ながら、8月15日(日)はお休みさせていただきます。